東京に、こんなに緑があふれる広い公園があるなんて。
立川にある「国営昭和記念公園」は、来るたびにそう思わせてくれる場所です。
秋は、丘一面のコスモス、まんまるのコキア、色づき始めるイチョウ並木。今回は、自転車を使わずに園内を歩いて回ってきました。

うさぴ入ってすぐ、このまっすぐな並木道。何度来ても、ここで足が止まります。
この記事では、昭和記念公園の秋の見どころと、広い園内の回り方、行く前に知っておくといいことをまとめました。
昭和記念公園ってどんなところ?広さはサッカーコート約250面分
昭和記念公園は、東京都立川市にある国営公園です。
公式サイトによると、総面積は180ha。
と言われても、ピンときませんよね。いくつかに置きかえてみました。
- サッカーのコート(105m×68m)なら、約250面分
- 都心の大きな庭園「新宿御苑」(58.3ha)の、約3倍
- 東京ドームなら、約38個分
広過ぎて置きかえてもピンとこないかも。これは行くっきゃない♪





数字で聞いてもピンとこないのですが、歩くと分かります。自転車を使わずに主な見どころを回ったら、2万歩弱。とにかく広いです。
公園は、昭和天皇御在位50年記念事業の一環として、米軍の立川飛行場の跡地につくられました。最初に開園したのは、昭和58年(1983年)10月26日。開園式典には昭和天皇もお見えになったそうです。
公園のテーマは「緑の回復と人間性の向上」。飛行場だった場所が、いまはこんなに緑豊かな場所になっていると思うと、少し感慨深いです。
見学したい方は、昭和天皇記念館の公式サイトで最新情報を確認してから出かけてください。
公園を支える、たくさんの人の手
歩いていると、花壇や林のお手入れをしている方を何度も見かけました。
公式サイトによると、公園では11のボランティア団体が活動しています(令和8年4月時点)。ハーブ園の手入れをする「ハーブボランティア」、雑木林をよみがえらせる「こもれびの丘ボランティア」、園内を案内する「ガイドボランティア」など。登録している方を合わせると、400人を超えます。



きれいな花畑は、こうした方々の手で守られているんですね。
昭和記念公園へのアクセス|立川駅から歩くなら「あけぼの口」へ
昭和記念公園には、入口が6つあります。電車で行くなら、主にこの3つです。
| 入口 | 最寄り駅から |
| あけぼの口 | JR立川駅 北口から約10分/多摩モノレール立川北駅から約8分 |
| 立川ゲート | JR立川駅 北口から約18分 |
| 西立川ゲート | JR青梅線 西立川駅 公園口から約2分 |
(公式サイトの案内より)
いちばん歩かずに入れるのは、西立川駅から西立川ゲートです。駅を出てすぐなので、楽をしたい日はこちら。
私は立川駅で降りて、あけぼの口から入りました。あけぼの口のまわりは「みどりの文化ゾーン」という、入園料のかからないエリアです。ここを歩いていると、「昭和記念公園に来たぞー」という気分が高まって、好きなんです。



ただし、ここから有料エリアの入口(立川ゲート)までが、けっこう遠いんです。初めての方は、驚くかもしれません。
公式の案内では、立川駅からあけぼの口までが約10分、立川ゲートまでが約18分。つまり、あけぼの口から立川ゲートまで、さらに約8分。私も、だいたい8分くらい歩きました。歩く速さで変わるので、時間に余裕をもっておくと安心です。
入園料と開園時間
入園料や駐車場の料金、休園日などの最新情報は、国営昭和記念公園の公式サイトでご確認ください。キャッシュレス決済も、一部で使えます。
秋の見どころ①カナールのイチョウ並木
立川ゲートから入ると、すぐ目の前に広がるのが「カナール」です。
まっすぐ延びる水路と噴水を、イチョウ並木が両側からはさんでいます。入口のあたりから見ると、左右がぴったりシンメトリーになっていて、思わず写真を撮りたくなります。




秋が深まると、このイチョウが黄色に色づきます。木の下を歩くだけで、気持ちがいい場所です。
秋の見どころ②みんなの原っぱ
カナールを抜けて、ふれあい広場、ハーブ園を通り、みんなの原っぱへ。
名前のとおり、どこまでも広がる原っぱです。



都会のど真ん中に、こんなに空が広い場所があるなんて。
秋の見どころ③花の丘のコスモス
昭和記念公園の秋といえば、やっぱりコスモスです。
いちばんのお目当ては、花の丘。丘一面が、黄色やオレンジのコスモスで埋めつくされていました。


公式サイトによると、2026年の花の丘にはキバナコスモス「レモンブライト」が400万本。一部には、キバナコスモスのミックスも咲くそうです。





丘の斜面にシートを広げて、ひと休み。目の前が一面のレモンブライトで、本当に癒されました。
花畑の中には、写真スポットもあります。ぽつんと置かれた黄色いドア。まるでアニメに出てくる、どこへでも行けるあのドアみたい。くぐると、その先も花畑です。


コスモスまつり2026(公式サイトより)
期間:9月12日(土)〜10月25日(日)
花の丘:キバナコスモス・レモンブライト(開花 9月中旬〜10月上旬)
原っぱ南花畑:秋のブーケガーデン(開花 8月下旬〜10月下旬)
原っぱ東花畑:コスモス・センセーション(開花 10月上旬〜下旬)
品種によって、咲く時期が少しずつずれています。いつ行っても、どこかで見ごろの花に会えるのがうれしいところです。
開花の様子は年によって変わります。 お出かけの前に、コスモスまつり2026のページで最新の状況を見ておくと安心です。


秋の見どころ④まんまるのコキア
コスモスと並んで、秋の目玉がコキアです。
ハーブの丘に、まあるいコキアがずらりと並びます。公式サイトによると、1,800株。見頃は8月上旬〜10月中旬で、緑から赤へ色が変わっていく姿を楽しめます。


まんまるのコキアが丘に並ぶ景色は、この季節ならではです。


秋の見どころ⑤日本庭園
花の丘から、こもれびの丘を抜けて、日本庭園へ。
池に空と木が映り込んで、まるで鏡のよう。さっきまでの花畑のにぎやかさとは打って変わって、静かな時間が流れています。




池にかかる長い木の橋も、写真を撮りたくなるスポットです。
夜の日本庭園「秋の夜散歩2026」
私が行ったとき、日本庭園には和傘が置かれ、木にはライトが吊るされていました。夜はきっと、昼とはまた違う姿になるのだろうなと思います。
公式サイトによると、10月29日(木)〜11月29日(日)は「黄葉・紅葉まつり&秋の夜散歩2026」。公園がライトアップされ、日本庭園では和傘や風鈴の演出が楽しめるそうです。
秋の夜散歩2026(公式サイトより)
期間:10月29日(木)〜11月29日(日)
ライトアップ:16:30〜20:30
夜の日本庭園:入園料のほかに「日本庭園ライトアップ観賞券」が必要(10月29日・30日は入園料のみ)
和傘の無料貸し出し:11月1日から(本数に限りあり)
料金や券の買い方は、秋の夜散歩2026のページでご確認ください。



紅葉と和傘の、夜の日本庭園。秋を感じますね。次は夜に来てみたいです。
昭和記念公園の回り方|私が歩いたルート
今回は、運動を兼ねて、自転車を使わずに歩いて回りました。
今回歩いたルート
あけぼの口 → ゆめひろば → 昭和天皇記念館の前 → 立川ゲート → カナール(イチョウ並木・噴水) → ふれあい広場 → ハーブ園 → みんなの原っぱ → 花の丘 → こもれびの丘 → 日本庭園 → 渓流広場(ソフトクリームで休憩) → バーベキューガーデン → コキア → あけぼの口
歩いた歩数は、2万歩弱。途中で休んだり、レジャーシートの上でごろごろ寝転がったりしながら、公園には4時間くらいいました。過ごし方で変わりますが、ゆっくり回るなら半日みておくと安心です。
途中、渓流広場の近くの休憩所で、ソフトクリームをいただきました。私は定番のバニラ。歩き疲れた体に、冷たさがしみます。
そういえば、原っぱ南売店には「コスモスソフトクリーム」(私が行ったときは500円)がありました。あわいピンク色のかわいいソフトクリームで、食べている人をけっこう見かけました。秋だけのお楽しみに、いかがでしょう。
お昼は、お弁当を持っていきました。公式サイトによると、お弁当の持ち込みは自由です(レストランやカフェの中への持ち込みはできません)。
広い園内は、レンタサイクルやパークトレインも便利
正直に言うと、ふだんの私はレンタサイクル派です。園内が広すぎるので。
公式サイトによると、立川口・西立川口・砂川口のサイクリングセンターに、約2,000台の自転車が用意されています。大きさのちがう自転車のほか、2人乗りのタンデム車、子ども乗せ自転車、クロスバイクまであります。
サイクリングコースを走るので、歩いている人を気にせず、行きたい場所まですいすい移動できるのがいいところです。
自転車に乗らない方には、パークトレインもあります。汽車の形をした乗り物で、ゆっくり園内の主要な施設を回ってくれます。



歩くか、自転車か、パークトレインか。その日の体力と相談して選べるのも、この公園のいいところです。
知っておくといいこと
1. 靴は、とにかく歩きやすいものを
とにかく広いので、歩き疲れます。おしゃれよりも、歩きやすい靴で行くのがおすすめです。
2. トイレや休憩場所は、たくさんあります
トイレは園内のいたるところにあって、困ることはありませんでした。レストランやカフェ、売店も、ちょうどいい間隔でいくつもあります。
3. 休日は混みます
休日は、やっぱり混んでいます。ゆっくり歩きたいなら、平日がおすすめです。
4. 花の時期は、公式の「花だより」で確認を
花は、天気や気温で咲く時期が変わります。お目当ての花があるときは、公式サイトの開花情報を見てから出かけると安心です。
春の昭和記念公園も、ぜひ
私は、春の昭和記念公園も大好きです。
桜と菜の花を、一枚の写真に収めることができる場所があります。ピンクと黄色に、真っ青な空。晴れた日には、本当にきれいな写真が撮れます。
チューリップ畑もすごいですし、丘一面が真っ赤に燃えるようなポピーの景色は、忘れられません。



季節ごとに来たくなる。それが、昭和記念公園です。
おわりに
東京に、こんなに緑があふれる広い公園がある。歩くたびに、そう思います。
丘一面のコスモス、まんまるのコキア、鏡のような日本庭園の池。一日では回りきれないほどの見どころがあって、季節を変えて何度でも来たくなる場所です。
次の休日、歩きやすい靴で出かけてみませんか。
おさんぽの話は、こちらにも書いています。


大人のからだメモ
自転車を使わずに歩いて回ると、2万歩弱。その夜はすぐに眠くなって、朝までぐっすり。翌日は足が重いです。よく動いたぶん、夕飯はつい、たくさん食べてしまいました。
参考
- 国営昭和記念公園 公式サイト・各種料金・アクセス(入園料・開園時間・入口・レンタサイクル・公園の成り立ち/2026年10月10日時点)
- コスモスまつり2026(コスモス・コキアの品種と開花時期/2026年10月10日時点)
- 昭和天皇記念館(リニューアル工事による休館/2026年10月10日時点)
- 黄葉・紅葉まつり&秋の夜散歩2026(期間・ライトアップ・観賞券/2026年10月10日時点)
- ボランティアのご案内(ボランティア団体/2026年10月10日時点)
- 新宿御苑(環境省)(新宿御苑の面積/2026年10月10日時点)
- 東京ドーム 公式サイト(東京ドームの面積/2026年10月10日時点)
※入園料や開園時間、花の開花状況は変わることがあります。お出かけの前に公式サイトでご確認ください。

